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目次
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1.SXとは?

1.定義と背景

2.SXの目的と重要性

2.SXの進め方

1.注目すべき要素

2.企業の取り組みの分類

3.まとめ

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ホーム > サステナブル経営 > SXとは?今後の企業が目指すサスティナビリティ・トランスフォーメーションを解説

SXとは?今後の企業が目指すサスティナビリティ・トランスフォーメーションを解説

2023.09.28

気候変動、人権問題、原材料の不足と高騰などは、今日の企業は様々なリスクに直面しています。これらに対応するため、どのようにビジネスモデルや企業体質を変革してくのか、というのが「サステナビリティトランスフォーメーション(SX)」です。本記事では、SXとは何か、なぜ重要なのか、どう取り組むべきかについてわかりやすく解説します。

目次
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1.SXとは?

1.定義と背景

2.SXの目的と重要性

2.SXの進め方

1.注目すべき要素

2.企業の取り組みの分類

3.まとめ

SXとは?

定義と背景

SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)という言葉は、一橋大学の名誉教授である伊藤邦雄氏が座長を務める「持続的な企業価値向上と人的資本に関する研究会」で発表された「伊藤レポート」がきっかけとなって広まりました。
2022年8月に経済産業省から発表された伊藤レポート3.0では、
SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)とは、社会のサステナビリティと企業のサステナビリティを「同期化」させていくこと、及びそのために必要な経営・事業変革(トランスフォーメーション)である
と定義されています。つまり、端的にいうと、SXとは「稼ぐ力とサステナビリティを両立させること」です。
長年、企業は利益を稼ぐことを優先して経営されてきました。もちろん利益を上げないと企業が存続し続けられないですが、様々なリスクが次々と表面化する現代のビジネス環境では、従来のやり方を継続できる保証はありません。
今までは、環境価値、社会価値、経済価値がバラバラのものとして考えられていましたが、これらは切っても切り離せない依存関係であるとされるようになってきました。企業が持続的に経済価値を生み出し続けるためには、環境価値と社会価値も生み出す必要性があるということです。

SXの目的と重要性

SXの目的は二つあります。一つは、企業が環境・社会的な問題に積極的に取り組むことでステークホルダーとの信頼関係を築くことです。もう一つは、リスクを減らしたり、機会を生かすことで新しいビジネスチャンスを創出することです。
SXの重要性は、このような目的が企業だけでなく、社会全体にとっても有益であるという点にあります。それは、環境、社会、経済の各要素が密接に関連している現代において、一方を高めることで他方も向上する可能性があるからです。

SXの進め方

SXを成功させるためには、戦略的かつ実行力のあるアプローチが求められます。本章では、SXを進める際に注目すべき要素と、企業の取り組みを評価するにあたって有用となる分類方法について解説します。

注目すべき要素

世の中が日々刻々と変化していく時代において、未来を予測するためには「規制」「価値観」「技術」という3つの要素に注目すると良いでしょう。
  • 規制
気候変動や人権問題をはじめとした社会課題が提唱されてから普及するまでにはある程度決まった流れがあります。まずは研究者などが概念を提唱します。それに対してNPOやNGOなどが活動を行い、賛同者を集めていき、普及させていきます。その流れが大きなものになると、国際団体が立ち上がってフレームワークを作成したり、政府が規制を設けたりして企業や一般の消費者に普及していくという流れを辿ることが多いです。
日本国内で設けられた規制に対して当然遵守しますが、日本以外の国における取り組みも大いに参考になります。なぜなら日本はこの分野において先行した国ではないので、他の国が設けた規制などを後から取り入れることが多いからです。
  • 価値観
環境・社会に配慮すること、配慮していることをアピールすることは消費者の行動にも多くの影響を及ぼします。同じようなものを買ったり、サービスを利用するなら、環境・社会に良いものの方が良いと考えるいわゆる「エシカル消費」を行う消費者が増えています。これらの価値観を適切に捉えることは重要です。
  • 技術
サステナビリティを長期的な取り組みにしていくためには、最新の技術を活用することが不可欠です。新しい技術により、無駄を削減し、持続可能なビジネスモデルを開発することが可能になります。

企業の取り組みの分類

SXの実現は一朝一夕で進められるものではありません。様々な取り組みを行っている企業がありますが、個々の施策ではなく、全体的な方向性を定めることが重要です。そこで、企業のサステナビリティの取り組みを6つに分類して考えてみたいと思います。視点が短期なのか長期なのか、そして目的がリスク対応なのか、コスト改善なのか、新たな機会の創出なのか、の2軸で考えます。
企業の取り組みの例を以下のように分類できます。
SXの取り組みを初めて間もない企業は取り組みが左下に偏る傾向があります。徐々に右上に近づくにつれてサステナビリティの取り組みがビジネスモデルの根本と結びつき、強固なものになります。
しかし、右上を目指す過程で、長期的視点での取り組みがいくつか散在し、個々の施策にまとまりが見られない場合があります。サステナビリティの取り組みは投資を要するものですから、将来的にそれに見合ったリターンを得なくてはなりません。
今取り組んでいることを無駄にしたいためにも、経営理念やパーパスに沿ってサステナビリティ戦略を策定し、それに沿ってどこに投資をしていくのかを決めることが重要だと言えるでしょう。
経営戦略の策定に必要なマテリアリティの特定に関してはこちらの記事も併せてご覧ください。

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まとめ

  • 「サステナビリティトランスフォーメーション(SX)」は企業が直面する様々なリスク(気候変動、人権問題など)に対応するためのビジネスモデルや企業体質の変革方法を指します。
  • SXは「稼ぐ力とサステナビリティを両立させること」を目的とし、環境価値、社会価値、経済価値の3つの要素が切り離せない関係性にあると認識されるようになりました。
  • SXを進める際の注目すべき要素は「規制」「価値観」「技術革新」の3つであり、企業のサステナビリティ取り組みは短期・長期視点、リスク対応・コスト改善・新たな機会創出の目的で分類考察できます。

執筆者

笹埜 健斗(株式会社Scrumy代表取締役会長, 慶應義塾大学サステナビリティ総合研究所所長)

●経歴

国際哲学オリンピック金メダリスト、京都大学法学部、東京大学大学院情報学環・学際情報学府を経て、各業界の最高サステナビリティ責任者やSDGs戦略顧問を歴任。現在、SDGsを経営や教育に応用するための「サステナビリティ学」の第一人者として、持続可能な社会の実現に向けた共同研究やChatGPTを活用したプロンプトエンジニアリング等の技術開発をリードする。

今後、サステナビリティ推進担当、サステナビリティコンサルティング等

への転職を考えている個人様や

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